数えられない罪
ボクは死刑廃止論者では無いし、今回の死刑判決確定が不当なモノだとは思ってはいないけど、
木嶋被告・・死刑囚と呼ぶべきなかな
彼女が起訴内容を認めていないって事に引っ掛かる。
決定的な証拠も無く自供も無く状況証拠だけで有罪判決ってのは・・・・
やはり罪は罪として自分がやったことを認め、謝罪の意をもって刑を受けてもらいたかった。
罪の意識を持たないモノを処刑するのは、正義が敗北したような気がする。
この事件で殺害された大出さんのブログが遺されているんだけど
最期の書き込みに、今夜から婚前旅行に出かけると記されていた。
木嶋と一緒に彼女の両親に会いに行く・・と。
短い文の中には、これからの木嶋との新生活に向けた準備の事も書いて有りました。
それだけを見れば、希望に満ちた幸せを感じさせる内容だったのに、
それが最期の書き込みになるとは・・
大出さんは、睡眠導入剤とアルコールを飲まされた上で煉炭を焚かれて殺されたそうです。
もしかしたら、
彼は自分が殺された事を知らないまま殺されたのかも知れない。
幸福な気持ちのまま・・
そう考えると、
ボクは怒りや哀しみの感情よりも恐怖を感じました。
木嶋死刑囚において願わくは、
罪を認めた上で、刑に臨んでもらいたいと思います。
■木嶋被告の死刑確定=訂正申し立て棄却―最高裁
(時事通信社 - 05月10日 18:00)